洋上風力発電人材育成事業費

産学のコンソーシアムによる
洋上風力発電大学教育カリキュラム等整備事業

産学のコンソーシアムによる
洋上風力発電大学
教育カリキュラム等整備事業

取り組むべき課題

洋上風力発電が競争力のある産業として成長していくためには、事業開発に関わる専門性と幅広い知識・経験を有する高度人材の育成が求められていますが、我が国においては、洋上風力産業に対応した研究や教育体制が圧倒的に不足しています。
洋上風力分野が魅力ある産業となるために、産業界と大学が、官民協議会が掲げるビジョンを共有し、それぞれの特徴を生かした強みを磨きつつ、組織のビジョンも互いに理解・尊重した上で、協力してコンソーシアムを形成して、複数の大学と産業界とが有機的に結びついた教育システムを確立します。

今回の事業の内容

地元にウインドファーム計画をもつ大学が広域連携し、産業界とコンソーシアムを形成し、洋上風力の事業開発に携わる高度な専門知識と現場実践力を備えた高度人材の育成のための仕組みやカリキュラムを産学が連携して策定します。さらに、コンソーシアムに参加している5つの発電事業者の知見、東京大学や日本海事協会など先端研究や技術認証等を行う機関の協力、国内外の事例調査やコンソーシアムミーティング等により、我が国の洋上風力産業の競争力の強化や地域創生にもつながる海洋開発を担う人材を生み出す「しくみとカリキュラム」を作成します。

代表者からの一言

洋上風力発電とその関連分野において、今後人材ニーズが高まることが予測され、大学と産業界との間で人材育成カリキュラムを通した高度人材が継続的に供給されることにより、事業開発の拡大と新技術の導入が促進されて、競争力のある洋上風力産業が創出されると共に地方創生に繋がる海洋開発が実現され地域社会が豊かになります。洋上風力発電分野の産業が学生にとって魅力的となるべく、海外大学の先進的な教育プログラムも参考にしながら、日本における洋上風力産業界に貢献できる洋上風力発電人材育成カリキュラム作成と試行に取り組んでいきます。

長崎大学副学長(産学連携担当)・教授
山本郁夫

実施体制

代表補助事業者

国立大学法人長崎大学 https://www.nagasaki-u.ac.jp/

参加補助事業者

国立大学法人秋田大学
公立大学法人秋田県立大学
公立大学法人北九州市立大学
国立大学法人千葉大学
三菱商事洋上風力株式会社
株式会社JERA
東京電力リニューアブルパワー株式会社
ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社

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