2030年の長期エネルギー需給見通しや野心的な温室効果ガス削減目標の実現に向けて、洋上風力発電は大量導入やコスト低減が可能であるとともに、経済波及効果が大きいことから、再生可能エネルギー主力電源化の切り札として推進していくことが必要です。
そこで、本事業では民間事業者、教育機関、公的研究機関や地方公共団体等(以下「補助事業者」という。)が洋上風力発電に係る人材を育成するため、事業開発(ビジネス・ファイナンス・法務関連)、エンジニア(設計・基盤技術・データ分析関連)、専門作業員(建設・メンテナンス関連)の分野別に必要となるカリキュラムの策定や、カリキュラムの実施に必要な実験設備および風車設備のメンテナンスや洋上作業に係る訓練を行うためのトレーニング施設等の整備を目的として提供を行う(以下「本事業」という。)費用に対して補助を行い、洋上風力産業界のニーズに即した国内人材の育成を推進し、もって、長期的かつ安定的に洋上風力発電を普及させることを目的とします。
NEWS お知らせ
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令和5年度の採択補助事業者の事業概要等を公開しました -
令和5年度 公募採択事業者が決定しました -
よくあるお問い合わせ(FAQ)を掲載しました -
令和5年度の公募が開始しました
BACKGROUND & PURPOSE 事業の背景・目的
SUMMARY 事業概要
本補助金は、洋上風力発電の人材育成に係るカリキュラムの策定や訓練施設の整備等に必要な経費を支出する際に、補助事業者が当該事業に要する経費のうち、 補助金の交付の対象として事務局が認める経費について、予算の範囲内で補助金を交付するものとし、以下3つの事業を対象とします。
a. 事業開発(ビジネス・ファイナンス・法務関連)人材育成事業
b. エンジニア(設計・基盤技術・データ分析関連)人材育成事業
c. 専門作業員(建設・メンテナンス関連)人材育成事業
本事業の流れ

INFORMATION 公募情報
公募受付期間
公募説明会: 2023年7月12日(水)17時より(オンラインにて開催)
公募締切日: 2023年7月27日(木)18時必着
公募手続き
公募の流れ

※本事業へ応募される際は、必ず公募説明会に出席するか公募説明会動画をご視聴ください。
公募説明会/公募説明会動画視聴
公募説明会出席または公募説明会動画の視聴を希望の方は、Googleフォームのリンクからご応募ください
※フォームが利用できない方は、以下に示すメールアドレス宛に、メールにて以下の内容をご連絡ください。
- メールアドレス:jp_offshore-wind-power-mbx@landbrains.co.jp
<公募説明会に出席される方>
- タイトル:公募説明会申込(洋上風力発電人材育成事業)
- メール本文:説明会参加者全員の所属団体名、役職名、氏名(フルネーム)、連絡先(メールアドレス・電話番号)を記載
申込締切:
2023年7月11日(火)17時迄
<公募説明会に欠席される(動画視聴を希望される)方>
- タイトル:公募説明会記録動画申込(洋上風力発電人材育成事業)
- メール本文:代表の方1名の所属団体名、役職名、氏名(フルネーム)、連絡先(メールアドレス・電話番号)を記載
連絡締切:
2023年7月21日(金)正午(12時)迄
公募申込
・公募要領ダウンロード
公募対象の事業内容や具体的な応募要件、応募書類の提出先等は、公募要領内に記載しておりますのでご確認ください。
申請の前に、公募要領で詳細を必ずご確認ください。
・申請様式ダウンロード
申請様式はこちらからダウンロードいただけます。
応募書類の編集可能な形式のファイルは、「jGrants」の本事業のページより取得してください。「jGrants」を利用できない場合は、【問い合わせ先】の事務局までメールにてご連絡ください。
・申請システム
応募書類は2023年7月27日(木)18時迄に補助金申請システム「jGrants」にて提出してください。
※「jGrants」を利用できない場合は、【問い合わせ先】までメールにてご連絡ください。
- システムの操作についてはこちらをご参照ください。 申請システム操作手順(5.6MB)
・交付規定
交付に関する規程はこちらをご確認ください。
交付規程はこちら(728KB)ABOUT 洋上風力について
洋上風力発電とは
洋上風力発電は、大量導入が可能であり、また、コスト低減による国民負担の低減効果や経済波及効果が大きく、
2050 年カーボンニュートラルの実現に向けて最大限の導入が必要となる、再生可能エネルギーの中でも、
特にその導入拡大が期待される電源です。
2020年12月に発表した「洋上風力産業ビジョン」において、今後の案件形成目標として、2030年までに10GW、
2040年までに30~45GWという目標を掲げており、大規模な再生可能エネルギー源として今後の役割を担っていきます。

洋上風力発電の人材育成が必要な理由は
長期的、安定的に洋上風力発電を普及させていくにあたっては、風車製造関係のエンジニア、洋上工事や調査開発に係る技術者、メンテナンス作業者等、
幅広い分野における人材が必要となります。
一方で、現状、日本では、まだ大規模な洋上風力発電プロジェクトが少ないことから、経験が豊富な欧州等に比べて、洋上風力に関するノウハウ等の体系化が不十分であり、
洋上風力に特化した専門的、実践的な教育機関が不足しています。一方で、洋上風力発電の更なる導入拡大が見込まれることから、
早急な洋上風力人材育成のための教育プログラム開発及び訓練施設等の整備が求められています。
洋上風力人材育成を地元で行っていくことが重要
洋上風力発電は、20年、30年の長期間にわたるプロジェクトです。それほどの長期にわたり、安全に事業を実施していくためには、
メンテナンスを担う人材を地元で育成し、雇用していくことが必要不可欠です。
本補助金では、その観点から地元での人材育成を応援しています。

BUSINESS 事業者の紹介
※外部有識者による審査委員会での審査を経て、8事業が採択されました。